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ProjectKeeper ProfessionalのEVM分析機能。計画値と実コストの傾向などをグラフで視覚的に確認できる
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代表取締役社長の喜多伸夫氏
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サイオステクノロジー株式会社(以下、サイオス)は1月16日、Webベースのプロジェクト管理ソフトウェア「ProjectKeeper Professional」を発表した。2月4日より販売を開始する。
ProjectKeeper Professionalは、工程管理、スケジュール管理、ダッシュボードなどの機能を搭載したWebベースのプロジェクト管理ソフトウェア「ProjectKeeper」をベースとした有償ライセンス版。オープンソース版であるProjectKeeperと比べ、コスト管理・コミュニケーション管理機能が追加されているのが特長。
コスト管理機能では、原価予算実績分析のほか、EVM分析(進行中のプロジェクトの進ちょく率などから最終損益をリアルタイムに予測する分析技法)に対応。コミュニケーション管理機能では、掲示板機能、課題管理、メッセージ機能を搭載している。
同社代表取締役社長の喜多伸夫氏は、「昨年オープンソース版を公開したが、企業で安心して使っていただけるよう、有償版を用意した。コスト管理やコミュニケーション管理機能を追加するなど、プロジェクトの総合的なマネジメントに対応した。(ユーザー単位のライセンスを採用している他社製品と比べて)規模が大きくなるほど価格競争力が高まるのが特長」と、多人数で利用する場合、コストメリットが高まると説明している。
対応OSは、Red Hat Enterprise Linux、SUSE Linux Enterprise Server、Oracle Enterprise Linux、Windows Server 2003。なお、製品には、アプリケーションサーバーとしてWebSphere、データベースとしてDB2が同梱されている。
プロセッサコア数をベースとしたライセンス体系を採用。価格は、デュアルコアプロセッサ×1の場合で200万円、クアッドコアプロセッサ×1の場合で400万円。そのほか、年間サポートサービス料金として30万円(1ライセンスごと)が必要。なお、インストールから1カ月間利用可能なベータ版が1月17日より公開される。
■ URL
サイオステクノロジー株式会社
http://www.sios.com/
プレスリリース
http://www.sios.com/news/press20080116.html
製品情報
http://www.sios.com/product/ProjectKeeperPro/
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( 福浦 一広 )
2008/01/16 18:47
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