株式会社アイティフォーは1月17日、コールセンター構築パッケージ「Aspect Unified IP」を発表した。価格は、10席のコールセンターで1000万円から。同日より販売を開始している。
Aspect Unified IPは、コールセンターに求められる各種機能を統合したパッケージ製品。待ち時間の長い顧客から順番に電話をつなぐ「ACD機能」、音声ガイドを用いて発信者に操作をさせる「IVR機能」をはじめ、CTI、プレディクティブダイヤリングなどの機能が利用できる。
最大の特徴は、「プレシジョンダイヤリング(迷惑電話防止)機能」を搭載したこと。顧客へ自動で電話し、つながったものだけを手の空いたオペレーターへつないでいくプレディクティブダイヤリングでは、電話のかけすぎによって無言電話をかけてしまう可能性があった。そこでAspect Unified IPはプレシジョンダイヤリングによって、オペレーター全員が話中の時には新たに電話をかけないようにし、無言電話の発生を防ぐという。
また、待つことにしびれを切らして電話を切った顧客をリスト化して、自動的にコールバックする機能を搭載したほか、VoIPにも対応。サーバーを拠点ごとに設置しなくとも、すべてのコールセンターが運営できるようになった。
アイティフォーでは、今後1年間で15セットの販売を見込む。
■ URL
株式会社アイティフォー
http://www.itfor.co.jp/
プレスリリース
http://www.itfor.co.jp/ne/news/2008/nr080117.html
( 石井 一志 )
2008/01/18 18:16
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