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DBMSクラスタリングソフト「DB/Control」がMySQL 5.0/5.1に対応


 データアクセス株式会社は1月22日、データベース管理システム(DBMS)向けのクラスタソフト「DB/Control」において、MySQL 5.0/5.1に対応した新版を発表した。同日から販売を開始する。

 DB/Controlは、オープンソースソフト(OSS)のDBMSを使用して、高速検索が可能な負荷分散型データベース(DB)を構築するソフト。同社独自の技術により、3階層モデルのDB層を「フロントエンド」と「バックエンド」に分割し、DB接続要求処理を効率化するのが特長。

 DB/Controlにより構成されたフロントエンドは、バックエンドへの負荷分散として機能し、アプリケーション(AP)層からのDB接続要求を最適なバックエンドに割り当てることが可能。

 各バックエンドは、受信した処理要求を分析し、DBの変更を伴わない要求であれば、バックエンド上のDBを用いて応答する。受信したDB処理要求が、DBの変更を伴う内容であった場合は、ほかのバックエンド上でも同一の処理要求を実行し、すべてのバックエンドの情報を一致させる。

 万が一バックエンドに故障が発生した場合は、自動的にシステムから切り離され、残りのサーバーでサービスを継続することが可能。こうした負荷分散やレプリケーションの仕組みにより、OSSのDBMSで課題とされる拡張性および耐故障性を解決し、運用コストの削減に貢献するとしている。

 今回の新版では、従来のPostgreSQLとバージョン4.1の機能に限定したMySQLに対応していたところを、MySQL 5.0/5.1に対応。同バージョンに追加されたストアドルーチン、トリガ、ビューなどの新機能をサポートした。

 ライセンス価格は100万円から。バックエンド3台まで、システム管理ツールを含む。販売は、同社または丸紅情報システムズが行う。



URL
  データアクセス株式会社
  http://www.dacc.jp/
  ニュースリリース
  http://www.dacc.jp/news/eachnews.php?ndate=2008-01-22&nid=1


( 川島 弘之 )
2008/01/22 13:01

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