 |
 |
|
|
| 最新ニュース |
|
|
|
|
|
|
||||||||||
|
||||||||||
|
||||||||||
|
スキャンR、ケータイ画像を鮮明なカラーPDFに変換するサービス |
||||||||||
|
||||||||||
|
|
||||||||||
|
||||||||||
|
||||||||||
|
||||||||||
|
||||||||||
|
スキャンR株式会社は1月31日、カメラ付き携帯電話で撮影・読み取った画像をカラーのままPDFに変換する画像形成技術を開発し、同日よりサービス提供すると発表した。 今回のサービスは、カメラ付き携帯電話で撮影した雑誌・新聞・ちらし・カタログなどのデータを、同社のサーバーにメール送信するだけで、実物に近い鮮明なカラーの状態に加工・保存できるもの。処理されたデータは、メール・FAX送信、および共有することが可能で、画像と文字の違いを自動識別するため、キーワード文字検索も行える。 例えば、スキャナやFAX送信機のない場所でも、手持ち文書や記録文字をカラーPDF化して、好きなようにメール送信できるため、外出先にて「見積もりが欲しい」などの顧客からの依頼など、さまざまなビジネスシーンで応用できるとする。 これを可能にしたのが独自の画像形成技術。同社の博士号研究者4人が約2年をかけて完成に至ったという。カラー文書はモノクロ文書に比べコントラストが明確ではない。そのためデジタル文書化に当たっては、非常に高度な画像形成技術を要するという。特に携帯電話のカメラは、撮影した画像の解像度や鮮明さが不足し、画像のきめが粗くなりがちなため、明るさの最適化には、白黒のドキュメントとは比較にならない繊細な検知と表現技術が必要となる。 同サービスではこの課題を、1）文字と絵を別々に認識し処理する技術、2）文書のエッジを認識する技術、3）画像の補整技術の革新によって克服したという。 文字と写真を判別するだけでなく、文書の境界線（紙と机の境界など）を識別できるため、文書を正確にデジタル化することが可能。さらに人の影や光の反射など多くのノイズを取り除き、背景と前景を区別して色を表現する検知・補正技術により、再現性を高めている。 現在はPDFやJPEGへの変換のみだが、今後はWord文書化するサービスも検討しているとのこと。 価格は月額325円など。利用するためには、カメラの画素数が約200万画素以上必要。同社では、日本を含む全世界で、ユーザー100万人を目指すとしている。 ■ ＵＲＬ スキャンR株式会社 http://www.scanr.com/JA/
（ 川島 弘之 ）
|
