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アイログ、パフォーマンスを向上したWeb GUI開発ツール「ILOG JViews 8.1」


 アイログ株式会社は2月14日、パフォーマンスを向上したWeb GUI開発ツールの新版「ILOG JViews 8.1」を発表した。同日から販売を開始する。

 ILOG JViewsは、「JViews Diagrammer/Charts/Gantt/Maps/Maps for Defense(防衛向け)/TGO(テレコム向け)」の6製品を含む、Javaアプリケーションで高機能なグラフィック表示画面を構築するためのツール群。ダイアグラムやチャート、地図などを使ったRIA構築を強力に支援し、日本では防衛省なども大規模な軍事アプリケーション構築で利用しているという。

 Ajax対応で操作性や速度を向上した8.0に引き続き、今回の新版では、さらにパフォーマンスを向上したのが特長。具体的には、ページ全体のリフレッシュとWeb応答時間の高速化が図られた。JavaServer Faces(JSF)のWebクライアントでは、利用するJavaScriptのコードを縮小化することで、アプリケーションの起動時間を削減したほか、ネットワークトラフィックを最大75%低減。さらにラウンドトリップ(クライアント・サーバー間の送受信)を最大50%少なくできたという。併せて、CSSによるレンダリングの性能向上や、基本的な描画オペレーションの性能向上などにより、パフォーマンスを高めている。

 JViews Diagrammerでは、Eclipse向けのグラフレイアウト機能を追加したほか、ダッシュボードエディタで、JViews Chartに含まれる20以上のチャートタイプがパレット化された形で利用可能となった。


ダッシュボードエディタで作成したチャート Eclipse上でのグラフレイアウト機能 スケーラブルな画面表示

 JViews Chartsでは、イベントによる操作機能(Interactor)のソースコードを提供。ユーザーはこれをカスタマイズして独自のInteractorを開発することができる。

 JViews Mapsでは、地理情報を含むSVG(Scalable Vector Graphics)ファイルフォーマットに対応。Oracle Databaseと接続し、大量のラスタイメージを利用することも可能になっている。また、下位レイヤを透過的に表示できる「See-Through Interactor」や、切り替えなしにパンとズームが可能な「Zoom/Pan Interactor」が実装された。

 価格は、JViews Diagrammer/Gantt/Mapsが各70万円(税別)より、同Chartsが35万円(同)より、同Maps for Defenseが280万円(同)より、同TGOが140万円(同)より。アイログでは、初年度1億円の売り上げをめざす。


プロジェクト管理アプリケーションサンプル。こちらはリソース利用図 こちらはガント図 こちらはPERT図


URL
  アイログ株式会社
  http://www.ilog.co.jp/

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  ・ アイログ、Web GUI開発ツール新版「ILOG JViews 8」-Ajaxへの対応強化(2007/03/23)


( 川島 弘之 )
2008/02/14 11:09

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