三菱電機株式会社は2月19日、データ分析プラットフォーム「DIAPRISM」のラインアップを強化すると発表した。分析用データの最大レコード長を8倍に拡大したハイエンドモデル「DIAPRISM x64Nativeビジネスインテリジェンススイート(以下、DIAPRISMスイート)」と、導入が簡単なエントリモデル「DIAPRISMビジネスインテリジェンスベーシック(以下、DIAPRISMベーシック)」を投入。前者は2月20日より、後者は4月21日より販売を開始する。
DIAPRISMは、大量のデータから成るデータベースを高速分析するデータ分析プラットフォーム。業務システムやPOSなどの売り上げデータ、ブログデータなどさまざまな情報を統合し、高速に集計・検索を行い、その結果をExcelで表示することができる。
新製品となるDIAPRISMスイートでは、分析用データの最大レコード長を8倍となる64KBに拡大。データ項目が多くて従来は複数のファイルに分割していたデータでも1つのファイルに格納可能になるため、複数のファイルを統合する手間が削減される。また、クアッドコアCPU×4基搭載のサーバーによる16多重処理に対応し、1億件のデータの集計・検索が3秒で可能になったとする。
一方のDIAPRISMベーシックでは、頻繁に使用する機能に絞ってシステム構築できる「分析データベース構築ツール」を搭載。分析したデータをフラットファイルとして用意するだけで、簡単にシステム構築が実現する。
価格は、DIAPRISMスイートが840万円、DIAPRISMベーシックが598万5000円。
■ URL
三菱電機株式会社
http://www.mitsubishielectric.co.jp/
ニュースリリース
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2008/0219-a.htm#tokuchou
( 川島 弘之 )
2008/02/19 18:27
|