エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株式会社(以下、NTT-AT)は2月25日、データマイニングソフトの新版「SDM Lite Ver.2.0」を発表した。2月27日から提供を開始する。
SDM Liteは、データマイニングの基本機能であるデータ準備・分析・ターゲティング機能を備え、高度な分析が可能ながら、専門知識なしに活用できるというシンプルな製品。
新版では、キャンペーンなどの実施結果と予測との比較を簡単に行える「実データ検証」機能を追加した。これにより、データマイニング分析専門ツールの導入、コンサルティング会社への分析業務の委託といったコストをかけずに、実データに基づいて客観的・定量的な結果を抽出する仮説発見型のデータマイニング手法が可能になるという。
こうしたマーケティングに必要な基本機能をコンパクトに搭載するのが特長で、複雑な条件設定なしに、データ準備から分析、ターゲティング、データ検証のPDCAサイクルを回すことが可能。また、マーケティング業務だけではなく、製造分野における不良製品の発生要因発見による品質管理や、ネットワーク機器の故障要因探索による迅速な故障対策・予防保全などにも適用できる、汎用性の高いソフトだとしている。
価格は、正規版が134万4000円/ライセンス、機能限定版が10万4790円/同。限定版では、利用できる分析データの規模に制限があり、分類のみの分析に対応。あとから正規版に乗り換えることが可能。NTT-ATでは、初年度1億円の売り上げをめざす。
■ URL
エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株式会社
http://www.ntt-at.co.jp/
ニュースリリース
http://www.ntt-at.co.jp/news/2008/release080225.html
( 川島 弘之 )
2008/02/25 19:14
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