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Windows Server 2008日本語版でデータ損失の問題-3月初旬にフィックス予定


 マイクロソフト株式会社は2月25日、MSDNおよびTechNet会員向けに公開されているWindows Server 2008日本語版のダウンロード公開を一時中止すると発表した。Active Directoryドメインコントローラにおいてデータ損失の問題が発生したことが原因。同社では、3月初頭に公開を再開する予定としている。

 Windows Server 2008のふりがなサポート機能が原因でデータ損失の問題が発生すると説明。同社では、フィックス版が配布されるまで、Windows Server 2008日本語版でActive Directoryを構成しないように注意をうながしている。

 Windows Server 2008日本語版は、開発完了が発表された2月5日よりMSDNおよびTechNet会員向けに公開されていた。なお、ボリュームライセンスユーザーのうち、SA(Software Assurance)購入者およびEA(Enterprise Agreement)購入者に対してのダウンロード提供は、不具合修正後に開始する予定。


【2月27日 追記】
 マイクロソフトは、2月27日付けで今回の問題に関する追加の情報を公開した。それによると、今回の問題はWindows Server 2008を日本語ロケールに設定し、かつActive Directoryドメインコントローラを使用した場合に起こると説明。Active Directoryが使用するデータベースにふりがなサポート機能に関するカラムが追加定義されており、入力方向の複製を行う際に使用するファントムオブジェクト昇格機能が追加されたカラムに対応していないため、属性の一部が複製されない問題が発生するとしている。なお、Active Directoryドメインコントローラを使用しない場合は、影響を受けない。

 今後の対応については、修正プログラムおよびダウンロード再開を3月中旬に行う予定と発表。ボリュームライセンスの販売に関しては、3月1日を予定しており、変更はないとしている。

 なお、Windows Server 2008 for Itanium-Based SystemsとWindows Web Server 2008では影響を受けない。



URL
  マイクロソフト株式会社
  http://www.microsoft.com/japan/
  技術情報
  http://support.microsoft.com/kb/949304/
  Windows Server 2008日本語版 ご利用に際しての注意事項
  http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2008/updateinfo.mspx


( 福浦 一広 )
2008/02/26 11:40

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