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“Happy Birthday AIR”、正式発表されたAIRを日本国内でお披露目 |
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AIRは、Webブラウザを使うことなく、HTMLやFlash、PDFアプリケーションを1つの環境で実行できる製品。WindowsやMac、LinuxなどさまざまなOS上で単独のアプリケーションとして動作するため、キーアサインやウィンドウ形状といったWebブラウザの制約を受けることなく、Webアプリケーションを動作させることが可能。また、Webブラウザと異なり、オフラインの状態でもWebアプリケーションを利用できるのも特徴となっている。 米Adobe Systems Adobe Flexグループプロダクト マーケティングマネージャーのデイブ・グルーバー氏は、「AIRの正式発表にあわせて、世界各地で説明会を開いているが、日本はRIAにとって潜在的な可能性を持った市場であり、率先して今回来日した」と、日本でAIRの正式発表を行う意義を説明。「メインフレームからデスクトップPCにアプリケーションが移行したとき、リッチなユーザーインターフェイスを手に入れた。その後、ローカルでの利用からグローバルで利用可能なWebアプリケーションが登場し、しばらくテキストベースのユーザーインターフェイスが主流となったが、Flashを代表とするRIAの登場により、リッチなユーザーインターフェイスのまま、グローバルでの利用が可能になった」と述べ、AIRの登場によりRIAがさらに加速するとした。
発表会では、AIRで作られたアプリケーションを紹介。Google Analysticsに接続するAIRアプリケーションでは、サイトアクセス数のグラフを動的に更新したり、サイト訪問者の地域をGoogleマップ上にマッピングしたり、表示された分析結果をPDF化するなどの機能を紹介。また、Adobe社内で利用されている社員検索用のAIRアプリケーションでは、Exchange Serverと連携することで、検索した人物のスケジュールや座席表などを即座に表示できるなどの使い方が紹介された。
なお、今回発表されたAIRは、英語版のみ。日本語版については、2008年中旬に提供する予定。Flex 3は、英語版と日本語版の提供が開始されている。対応環境はWindowsとMacintosh。価格は、Flex 3 SDKが無償。Flex Builder 3 Standard版が3万円（税別）、Flex Builder 3 Professional版が8万5000円（税別）。 ■ ＵＲＬ アドビシステムズ株式会社 http://www.adobe.com/jp/ プレスリリース http://www.adobe.com/jp/aboutadobe/pressroom/pressreleases/200802/20080226_air_flex.html http://www.adobe.com/jp/aboutadobe/pressroom/pressreleases/200802/20080226_air_ria.html
（ 福浦 一広 ）
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