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IDSシェアー、Flash技術採用でビジュアル性を高めたプロセス評価ツール |
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ARIS PPMは、企業のビジネスパフォーマンスを評価・監視・分析するツール。同社では「従来のBI製品のようにビジネス上の数字のみに焦点を当てているのではなく、フローの流れに着目しているのが特長」とコンセプトを説明。企業活動の成果に至る過程で、どのようなビジネスフローや人と人との情報フロー、物流が発生しているのか。またそのどこに改善すべき点が存在しているのか。こうしたビジネスの流れの分析をビジュアルに行えるとし、「これが他製品にはない差別化ポイントだ」とアピールしている。 こうした製品では、ダッシュボード機能が肝だ。これまで同機能を提供するためにJAVAプラグインを活用していたARIS PPMだが、新版ではAdobe Flash/Flex技術を使った新モジュール「Performance Dashboard」を採用。操作性と柔軟性を向上した。 「見た目には信号機のようなインターフェイスを採用した。企業のパフォーマンスのうち、どこに問題があるのか一目で把握することが可能になっている。さらにタイムスライダーという機能も実装。時間軸を示すスライドバーを動かすことで、評価・分析する日付や期間を簡単に設定したり、絞り込んだりすることができる」とBPMコンサルティング事業部 シニアコンサルタントの小倉直樹氏。その期間の傾向も、赤・黄・緑の棒グラフで直感的につかめるようになっている。 さらにこのダッシュボード機能を編集するための「Dashboard Buillder」というツールも加わった。Web画面上で編集が可能で、図やグラフなどを自由配置により柔軟にレイアウトできるという。
もう1つFlash/Flexで柔軟性を実現したのが「Management View」機能だ。これはARIS PPMにおけるポータル画面のような位置づけで、「経営者が必要とする図やグラフを好きに貼り付けて1画面で確認できるようにしたもの」（小倉氏）。グラフ連動機能が備わっており、例えば円グラフのうち1項目を選択すると横の棒グラフも関連した内容に変化する。 そのほか、特に顧客から要望の多かったという「レポーティング」と「リスク管理」に関する機能が強化された。レポーティングに関して「多くの経営層は、1枚の紙の上で自社の問題点を一覧できることを望んでいる」（小倉氏）ことから、「WYSIWYG（What You See Is What You Get）レポートエディタ」を搭載。柔軟なレイアウト機能で画面上の見た目と変わらないレポートを出力できるようにした。出力ファイル形式としても、新たにRTFとExcelに対応した。 リスク管理に関しては、「Easy Mining」という例外監視機能が強化された。新版では警告・例外メッセージの表示や、メールによる通知、ホーム画面での一覧表示などが可能になっている。
価格は、プロセス数やトランザクション数により大きく変動する。小規模であれば数百万円ほど、大規模であれば数千万円ほどになり、ワールドワイドでの物流などを可視化するような超大規模案件であれば1億円を超えるケースも考えられるとのこと。IDSシェアーではグローバル化の中でサプライチェーンの再構築を迫られている製造業や、サービス品質および顧客満足度の継続的なレベルアップを求められているコールセンターを主要なターゲットとし、2008年度中に1億円の売り上げをめざす。 ■ ＵＲＬ IDSシェアー・ジャパン株式会社 http://www.ids-scheer.com/jp/ プレスリリース http://www.ids-scheer.com/jp/News/IDSARIS_Process_Performance_Manager_41/107119.html?referer=59668
（ 川島 弘之 ）
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