株式会社NTTドコモは3月18日、Windows Mobile 6搭載FOMA端末を遠隔制御できる携帯電話管理システムを開発したと発表した。正式発売日は未定。今後、法人ユーザーを対象に、スマートフォン「F1100」を用いた試行トライアルを実施する予定。
今回発表されたシステムは、Windows Mobile 6搭載FOMA端末を対象に、接続設定や業務アプリケーションの一括インストールといった管理や、各種デバイスの利用制限や端末状態の監視などの遠隔監視などが行えるもの。端末ごとに設定する必要がないため、管理者にとっては適切な端末管理が行えるほか、端末利用者のスキルの違いにも対応できるなど、管理負担を軽減できるのが特長。また、携帯電話網だけでなく、無線LANを利用した監視制御にも対応しているので、従来の遠隔管理システムで管理できる利用範囲を広げられるのも特長としている。
遠隔設定および状態取得が行えるのは、メール設定、ブックマーク設定、ActiveSync設定。そのほか、各種設定状況の取得、メモリ残量、電池残量、起動中のアプリケーションなどの情報取得も行える。
セキュリティ機能では、カメラやmicroSD、USB、赤外線、Bluetooth、FOMAカードへの電話帳書き込みなど各種デバイス制限に対応。そのほか、ローカルロック設定、ロック設定状況の取得、携帯電話紛失時のロック・初期化、携帯電話パスワードの一定回数誤入力時のデータ削除機能、未許可アプリケーションの定期監視なども行える。
■ URL
株式会社NTTドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/
ニュースリリース
http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/080318_01.html
( 福浦 一広 )
2008/03/18 16:52
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