マイクロソフト株式会社は3月19日、Active Directory関連の不具合により一時注していたWindows Server 2008日本語版のダウンロード公開を再開したと発表した。あわせて、Active Directory環境を利用するユーザー向けの修正プログラムも公開した。
今回の問題は、Windows Server 2008を日本語ロケールに設定し、かつActive Directoryドメインコントローラを使用した場合に起こるもの。Active Directoryが使用するデータベースにふりがなサポート機能に関するカラムが追加定義されており、入力方向の複製を行う際に使用するファントムオブジェクト昇格機能が追加されたカラムに対応していないため、属性の一部が複製されない問題が発生する。
今回、この問題を解決する修正プログラムの準備が整ったことから、Windows Server 2008日本語版のダウンロード提供が再開された。同社では、Windows Server 2008日本語ロケール環境でActive Directoryを使用する場合は、修正プログラムを適用するよう注意を促している。