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BMCソフト、ITIL V3の「リクエスト管理」に準拠したサービス管理ソフト


 BMCソフトウェア株式会社(以下、BMCソフト)は3月25日、ビジネスサービス管理(BSM)製品の新版「BMC Service Request Management(以下、BMC SRM) Ver.2.2 日本語版」を発表した。ITIL V3が求める“リクエスト管理”に準拠したのが特長。6月1日から出荷を開始する。

 SRMは、ビジネスサービスの申請や進ちょく管理を可能にするBSM製品。BMCのビジネスアプリケーション開発プラットフォーム「BMC Remedy Action Request System(以下、BMC RARS)」上で稼働するため、ユーザーは従来の「BMC Remedy IT Service Management」製品群と組み合わせて活用できる。SAPやSiebelなどの他社製品との連携も可能。

 特長は、2008年4月から日本語版の発行が予定されているITIL V3で、新たに加わった「リクエスト管理」の項目に準拠している点。IT部門へリクエストした依頼内容のついてコストや進ちょくの確認をエンドユーザー自らが行える。

 提供されるサービスは、IT管理者があらかじめWeb上に標準サービスをまとめた「サービスカタログ」にて一覧することができる。エンドユーザーはここからリクエストしたいサービスを選択し、必要な日数やコストなどを把握した上で購入することが可能。

 このためエンドユーザーとIT管理者間の電話などによる無駄なやり取りを省き、窓口が一本化されたセルフサービスが実現するという。

 BMC SRM Ver.2.2の導入費用は460万円(税別)。このほかユーザー数に応じたライセンスが必要。ライセンス費用は50ユーザーまでで7万6700円(同)、51~100ユーザーまでで15万280円(同)、250ユーザーで36万750円(同)、500ユーザーで69万300円(同)など。なおBMC SRMは、前提としてBMC RARSが必要となる。こちらの価格は、340万円(同)。



URL
  BMCソフトウェア株式会社
  http://www.bmc.com/ja_JP/


( 川島 弘之 )
2008/03/25 16:55

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