日本電気株式会社(以下、NEC)は3月26日、システム開発を支援するソフトウェアの新版「SystemDirector Enterprise V4.0」を発表した。価格は、開発環境基本セットが500万円から、実行環境ライセンスが8000円からで、いずれも4月16日より出荷を開始する。
SystemDirector Enterpriseは、NECグループで培ってきたシステム構築ノウハウを体系化し、企業のシステム開発を支援するソフトウェア。要件定義から設計、実装、検証までにわたる全工程をシームレスにサポートしており、生産性の向上と開発コストの削減を実現するという。
今回の新版では、これまで培ってきた設計・分析手法を標準化。新たなサービス設計手法として提供することで、設計成果物の流用性を高めた。また、内部統制文書化支援ツール「iGrafx FlowCharter 2007 SOX+」で作成した業務フロー図を、SystemDirector Enterpriseの業務フロー図へ変換する機能を搭載することによって、内部統制とシステム開発の両工程での重複作業を排除できるようにしている。
さらに、ソフトウェアの構想から廃棄までの必要な作業項目を包括的に規定した業界標準「共通フレーム2007」へ準拠。また、携帯電話やPDAといったデバイスを利用するシステムの構築を行えるソフトウェア部品も、新たに提供されている。
■ URL
日本電気株式会社
http://www.nec.co.jp/
プレスリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0803/2601.html
( 石井 一志 )
2008/03/26 12:02
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