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シマンテック、Windows Server 2008に対応したバックアップソフト2製品 |
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Backup Exec for Windows Serverは、サーバーのシステムやデータをバックアップ/リカバリするためのソフト。今回の新版では、Windows Server 2008にいち早く対応し、「バックアップソフトとして初めて、Windows Server 2008の認定ロゴを取得した」（ソリューション＆プロダクトマーケティング部 リージョナルプロダクトマーケティングマネージャー、藤盛秀憲氏）ことが特徴という。 具体的には、Windows Server 2008のVSS（Volume Shadow Copy Service）スナップショットと統合され、オープンファイルも含めたバックアップを可能にしたほか、バックアップパフォーマンスも向上している。また、Server Core、Active Directory 2008、トランザクショナルNTFSといった新技術・機能についてもサポートしているとのこと。もちろん、全体をバックアップしたファイルからでもフォルダやファイルを抜き出してリストアできる「Granular Recovery Technology（GRT）」技術も利用できる。また、そのGRTの機能も拡張されており、持ち運び可能なストレージデバイスへのバックアップ、期限切れのジョブを自動削除、といったことに新たに対応した。 さらに、シマンテック製品との統合機能が強化されている点も特徴で、アーカイブ製品「Symantec Enterprise Vault」との連携により、アーカイブデータの迅速なバックアップ/リストアが可能になった。あわせて、セキュリティ製品「Symantec Endpoint Protection」との連携では、グローバルセキュリティ警告システム「ThreatCon」のセキュリティレベルがしきい値を超えた場合に自動でバックアップジョブを開始できるようになっている。
新版ではまず、Restore Anywhere機能の強化により、VMware ESX Server、VMware Server、VMware Workstation、Microsoft Virtual Serverといった仮想環境をサポート。物理サーバーから仮想サーバーへの環境移行だけでなく、「故障時にいったん仮想サーバーで運用しつつ、修理後にまた物理サーバーへ戻す、物理→仮想のアプローチにも対応している」（藤盛氏）という。 加えて、イメージファイルをオフサイト保存するための機能を強化。作成したイメージをFTPで遠隔地に保存したり、ネットワークドライブ/外部ストレージへ保存したりできるようになった。また、新オプション「Granular Recovery Option」を利用すれば、イメージファイルから、Exchange Serverのメールボックスやフォルダ、メッセージだけでなく、SharePoint Serverの個々の文書、ファイル、フォルダなども個別にリストアできる。 さらにBackup Exec 12 for Windows Serverと同様、Windows Server 2008の認定ロゴを取得しており、最新の環境に対応可能。ThreatConが指定されたレベルに達した場合に自動バックアップを開始する機能も備えた。 価格は、Backup Exec 12 for Windows Serverが15万4200円（税別）から、Symantec Backup Exec System Recovery 8が18万7200円（同）から。いずれも、4月15日の提供開始が予定されている。 ■ ＵＲＬ 株式会社シマンテック http://www.symantec.com/ja/jp/ ニュースリリース http://www.symantec.com/ja/jp/about/news/release/article.jsp?prid=20080327_02 http://www.symantec.com/ja/jp/about/news/release/article.jsp?prid=20080327_01
（ 石井 一志 ）
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