ワイズテクノロジー株式会社(以下、ワイズ)は4月2日、シンクライアント環境で多様なUSB周辺機器を使用できるようにするソフトウェアソリューション、「Wyse TCX USB Virtualizer」を販売開始すると発表した。
従来、USB周辺機器をシンクライアント環境で認識するには、シンクライアントターミナルでローカルドライバを導入するか、ICA/RDPプロトコル上でデバイスがサポートされるか、いずれからの条件を満たす必要があった。しかしWyse TCX USB Virtualizerでは、ローカルドライバやプロトコルへの依存を含めた制限を除去しているため、USB接続のプリンタ、スキャナ、カードリーダー、ストレージデバイスなど、多くの周辺機器がシンクライアント環境で利用可能になるという。
また、Wyse USB Virtualizerのサーバーコンポーネントでは、USB周辺機器を指定して利用の許可/不許可の設定を行えることから、セキュリティ管理面でも柔軟に対応できるとのこと。なおクライアント側のコンポーネントは、Wyse Thin OS 6.1以降に搭載されるほか、Windows XP Embedded、Linuxなどに向けたアドオン機能も提供される。
■ URL
ワイズテクノロジー株式会社
http://www.wyse.co.jp/
( 石井 一志 )
2008/04/02 15:19
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