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代表取締役社長の秋山真咲氏
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グローバルビジネスへの対応を実現する
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リッチ化されたサービスメニューを用意している
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ソフトブレーン株式会社は4月10日、非製造部門全体の業務効率改善を支援するトータルサービス「ビジネスクロス」を同日より販売開始したことを発表した。
ビジネスクロスは、同社の主力製品であるSFAソリューション「eセールスマネージャー」の業務効率改善にかかわる機能を強化し、必要最小限のソフトウェア機能と継続的なサービスをあわせて提供するもの。これにより、業績向上のための業務強化を実現し、ホワイトカラー全体が抱える生産性向上といった課題解決を図ることができる。
代表取締役社長の秋山真咲氏は、新製品の狙いについて、「当社は、eセールスマネージャーを主力製品として営業部門を中心にサービスを提供してきたが、その中で、営業だけでなく他部門の業務効率化など、全社的な業務強化へのニーズやグローバル対応へのニーズが高まってきていた。また、SFA導入に成功している企業の特徴として、特定の機能を利用してシンプルに運用する傾向があり、業務改革に向けたソフトウェアに求められるのは機能の多さではなく、機能の使いやすさであることがわかった。ビジネスクロスでは、シンプルなソフトウェア機能とリッチなサービスをあわせて提供することで、こうした顧客ニーズに対応し、業務効率改善の早期実現を支援していく」と述べた。
ビジネスクロスの特徴は、1)グローバルビジネス対応の強化、2)非製造部門の業務効率化、3)シンプルな運用、の3つ。まずグローバルビジネスへの対応強化としては、マルチ言語、通貨、タイムゾーンに対応し、1つのシステムを異なる地域で同時に使用することが可能となった。例えば、日本語で登録された業務報告を、英語や中国語など他言語で参照・検索・集計することができる。項目だけでなく、セレクト内容も各言語、通貨で表示される。
2)では、eセールスマネージャーの機能をベースに、営業部門だけでなく非製造部門全般のビジネスプロセス改善を可能とした。採用や購買、開発やコールセンターなど、部門ごとの案件の進ちょくを把握できるほか、限られた部門だけでなく顧客ごとに必要な部門のプロセス連携を行うことで、部門を横断した案件全体の進ちょくを把握することもでき、全社的な業務効率化を図ることが可能となる。
3)では、現場のニーズにあわせて使いやすさを追求した必要最小限のソフトウェア機能を提供するとともに、リッチ化されたサービスメニューを用意し、業務改善への意識改革、継続、習慣化を支援する。主な機能は、法人・事業所・案件の3階層による「顧客情報管理」、社員の編集レベルに応じて項目単位で権限設定ができる「権限管理」、顧客・業務・スケジュール・社員情報などのデータをCSV形式で一括登録・変更できる「データインポート/エクスポート」、検索条件の設定項目を拡充し、より高精度の検索が行える「検索機能」など。リッチサービスの主なメニューは、業務プロセスの設計、運用コンサルティング、現場とマネージャーの支援・育成など。
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今後も継続的に機能を追加していく予定
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今後の展開としては、9月をめどにオプション機能として、顧客からニーズの多い、名刺情報の自動読み込み登録システムとの連携を行う予定。このほか、APIの拡張や個別業務・業界に特化した機能など、顧客ニーズに沿った機能拡充を順次行い、顧客ごとに必要な機能のみを連携できる柔軟な仕組みを構築していく方針。
価格は、国内販売における基本ライセンスが1ユーザー6万円で、ここにオプション機能の費用が積み上げ方式で加算される。初期導入、保守、コンサルティングなど各種サービスの費用は別途見積もり。なおソフトブレーンでは、2008年3億円、2009年10億円、2010年18億円の売り上げを見込んでいる。
■ URL
ソフトブレーン株式会社
http://www.softbrain.co.jp/
ニュースリリース(PDF)
http://www.softbrain.co.jp/uploaded/47fda4b560d7b.pdf
( 唐沢 正和 )
2008/04/10 15:35
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