日本ユニシス株式会社は4月14日、マイクロソフト株式会社の新製品群(2008シリーズ)へ移行するユーザー向けのシステム構築サービスを発表した。本日から提供を開始する。
今回のサービスでは、同社のIAサーバー、ミドルウェアといった基盤製品から、開発方法、ソリューションなどのアプリケーション層、さらにはサポートサービスまでにおいて、順次マイクロソフトの2008製品シリーズに対応、構築支援サービスとして提供する。同日から対象となるのは、Windows Server 2008とVisual Studio 2008で、SQL Server 2008にも今後対応する予定。
具体的にIAサーバーでは、2008年上半期に「Unisys Enterprise Server ES7000」のWindows Server 2008プリロードモデルを提供。ミドルウェア分野では、エンタープライズシステム構築を支援するミドルウェア「MIDMOST for .NET」およびHAソフト「ACAB」を、Windows Server 2008とSQL Server 2008に早期対応させる。
開発方法の分野では、日本ユニシスの.NET標準開発方法である「LUCINA for .NET」をVisual Studio 2008に早期対応。また、.NET Framework 1.1から同 3.0/3.5へ移行を検討しているユーザーを対象に、マイクロソフトと共同でアプリケーション構築の観点から互換性、注意点を記述したホワイトペーパーを作成する。
そのほか、SQL Server 2008への移行支援として、米Microsoftの開発チームと共同で行われる、シナリオベースの早期実証プロジェクト「SQL Server CQI(Center of Quality Innovation)」に参画し、SQL Server 2000/2005から同 2008へのアップグレードに関する実証を実施する。さらに、Windows Server 2008の一部の機能実装に当たり、米UnisysからMicrosoftに対し技術支援を行う予定。
日本ユニシスでは、Windows/.NETソリューションをベースとしたシステム構築サービスで、今後3年間で1500億円の売り上げをめざす。
■ URL
日本ユニシス株式会社
http://www.unisys.co.jp/
ニュースリリース
http://www.unisys.co.jp/news/NR_080414_dotnet.html
( 川島 弘之 )
2008/04/14 12:58
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