株式会社SRAは4月15日、メールアーカイブ製品「MailDepot」を発表した。ソフトウェアパッケージとアプライアンスハードウェアの2形態で提供され、4月下旬の発売を予定する。
MailDepotは、送受信するメールを適切に保存可能なアーカイブ製品。既存のメールサーバーからすべてのメールを複写転送するため、既存のメール配信経路を変更せずに導入できるという。ソフトウェアとアプライアンスハードウェアの2形態を用意するほか、それぞれについて、メールの最大保存容量が2TB/5TB/10TBの3モデルを提供する。
特徴は、高速処理が可能な点。高速取り込み機能と検索機能によって、リアルタイムに大量のメールを処理でき、必要なメールを迅速に探し出せるという。検索はさまざまな条件に従って行え、メールのヘッダや本文だけでなく、各種アーカイブファイルやMicrosoft OfficeやOpenOffice.org、PDFといった添付ファイルの内容も検索できるとのこと。またメール保存は効率的に行え、10TBモデルでは3億件のメール保存が可能。アラート機能も充実しており、異常があれば早期に発見できるとした。
価格は、最大保存容量2TBのソフトウェアで、初年度保守費用を含めて120万円から。SRAでは製品全体で、初年度5000万円の販売を見込んでいる。
■ URL
株式会社SRA
http://www.sra.co.jp/
ニュースリリース
http://www.sra.co.jp/public/sra/topics/topics2008/080415.shtml
( 石井 一志 )
2008/04/15 14:08
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