日本電気株式会社は4月17日、iDCや企業内データセンターを対象とした「次世代データセンター構築ソリューション」を体系化したと発表した。同日より販売を開始する。
次世代データセンター構築ソリューションは、施設の設計監理からITインフラ構築、ネットワーク構築、サービス提供までを含めた総合ソリューション。「ファシリティ最適化ソリューション」「プラットフォーム最適化ソリューション」「ネットワーク最適化ソリューション」「サービスデリバリソリューション」で構成される。
ファシリティ最適化ソリューションは、データセンターの建屋・施設などファシリティの最適化に関わるソリューション。施設の設計監理、施工、災害対策などのコンサルティングや、データセンターの省電力化・熱対策のコンサルティング、ICカードや生体認証などを活用した入退場管理システムといったセキュリティシステムなどが提供される。
プラットフォーム最適化ソリューションは、データセンターのITインフラを調査分析し、最適なITインフラ構成や運用方法を実現するソリューション。サーバー統合サービス「Alchemeister」を活用したサーバー統合計画の策定のほか、仮想化技術によるサーバー・ストレージ統合、事業継続の企画・プランニングからバックアップサイトの構築・運用までを支援する。
ネットワーク最適化ソリューションは、データセンターに最適なネットワーク製品の選択、設計・構築サービスを提供するソリューション。「UNIVERGE WanBooster」などを活用したアプリケーションデリバリの最適化や、強固なセキュリティシステム、コンプライアンスシステムの構築・運用監視サービスなどが提供される。
サービスデリバリソリューションは、データセンターからオンデマンド型でさまざまなサービスを提供するためのプラットフォーム構築を支援するソリューション。ホスティング、アーカイブ、バックアップ、シンクライアントなどのサービスが提供される。また、サービスサポート、シングルサインオン認証、証跡管理などの基盤構築やサービスモデルの企画立案についても支援する。
同社では、今後3年間で約100システムの販売を目標としている。
■ URL
日本電気株式会社
http://www.nec.co.jp/
プレスリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0804/1701.html
( 福浦 一広 )
2008/04/17 18:40
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