 |
 |
|
|
| 最新ニュース |
|
|
|
|
|
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
「複合機がグループウェア端末に」、リコーとネオジャパンが連携ソリューションを提供 |
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
ネオジャパンではこれまで、リコー製複合機との連携製品を積極的に開発しており、2002年にはdesknet'sとリコーの文書管理システムとの連携製品を発表。またインターネット技術を活用したシステムについても、ASP型グループウェアや営業担当向けWebシステムをリコー向けに開発するなど、密接な関係を築いてきた。 今回の協業強化もこの流れに沿ったもの。リコーの複合機と、desknet's、新たに提供されるdesknet'sのオプション製品「desknet's for imagio」を連携させることで、「複合機を、あたかもグループウェアの端末であるかのように利用でき、PCなしでも一部機能を操作可能になる」（ネオジャパンの取締役 経営企画室室長、狩野英樹氏）という。 当初提供される機能は、スケジュール印刷と文書管理連携との2つ。このうち前者では、直接各ユーザーの月次カレンダーを印刷できる。また後者は、imagioシリーズで読み取った文書ファイルをdesknet'sの文書管理機能へ登録する機能で、読み取ったデータは白黒ではTIFF形式、カラーではjpeg形式の画像ファイルとして処理される。さらに、文書管理機能へ登録されているPDF/Microsoft Officeのファイルを直接印刷することも可能だ。各機能とも、複合機のタッチパネルからPCを一切介さずに操作できる点が特徴で、「作業現場や工場など、PCがない場所でも活用が可能になった」（狩野氏）。なお遠隔拠点からでも、VPNなどを通じてdesknet'sのサーバーへアクセスできれば、この機能を利用できる。 desknet's for imagioはdesknet's スタンダード版に対応し、価格は、複合機1台につき5万2500円。複合機はimagio MP C2500/C3000/C3500/C4500に対応するが、別途imagio Webアクセスカードと、PS3カードもしくはマルチエミュレーションカードが必要となる。またする。リコーとネオジャパンでは今後も、市場ニーズを見ながら、利用できる機能を拡充していく意向で、初年度としては、2000本、1億円の売り上げを見込む。
一方、最近盛んになっているSaaS型でのサービス提供においても、ネオジャパンが提供している「Applitus」の販売をリコーが行うことになった。従来は、desknet'sのライセンス提供を受け、リコーブランドで「eCalendar office」サービスを展開してきたが、今後はリコーブランドにこだわらず、両ブランドの販売を積極的に行う意向。狩野氏はこの分野での取り組みについて、「当社単独では足りない部分を、リコーの力を借りて良くしていく」と述べた。 リコーでは、ネオジャパンとの取り組みを強化することで、これまでリーチできていなかった顧客に対する訴求力を強化する狙いがある。複合機市場では競争が厳しく、新規の顧客開拓がなかなか難しい状況。ここで、グループウェアのメリットを訴求し、それとの連動が可能な複合機という、これまでと異なった方面からのリーチが可能になれば、新規、または競合他社からの置き換え需要を喚起できる。また、リコーが力を入れているITサービス総合メニュー「ITKeeper」との連携も期待できる。こうした背景から、これまでネオジャパンに任せていた企画・開発の段階からリコーも積極的にかかわり、市場のニーズを取り込んでいく考えである。 ■ ＵＲＬ 株式会社リコー http://www.ricoh.co.jp/ 株式会社ネオジャパン http://www.neo.co.jp/ プレスリリース http://www.neo.co.jp/news/080509.html desknet's http://www.desknets.com/standard/ ■ 関連記事 ・ ネオジャパン、カスタマイズも可能なオンデマンドサービス「Applitus」（2006/09/14） ・ リコー、人にも地球にも優しい新カラー複合機を発表（2005/12/14）
（ 石井 一志 ）
|
