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日本HP、プロビジョニング機能などを追加したID管理ソフト新版


 日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)は5月12日、ID管理ソフトウェアの新版「HP IceWall Identity Manager 4.0」を発表した。参考価格は、5000ユーザーの場合で252万円。5月23日の出荷開始を予定する。

 HP IceWall Identity Managerは、イントラネットやB2Cサービスなどさまざまな用途で利用可能なID管理ソフトウェア。わかりやすいWebベースの管理画面を持ち、複数のWebアプリケーションのユーザー情報管理を容易に行えるほか、シンプルな設計と柔軟な拡張性を備えている点が特徴という。

 今回の新版では、まず、データベースに対して行ったユーザー情報の更新履歴をCSV形式で出力できる「プロビジョニング」機能を搭載。ID管理機能が分散している環境でも、各Webアプリケーション間でのユーザー情報連携を容易に行えるようにした。また、ユーザー情報をデータベースに登録する前に、不整合やエラーの有無を確認する「シミュレーション」機能が追加された。

 さらに、管理者以外のユーザーが、自分自身でユーザー情報を変更できる画面を作成するための「オンラインサインアップ」機能、ユーザー情報の追加や更新に関する簡易ワークフロー機能なども搭載されている。

 日本HPではこのような機能拡張がなされたHP IceWall Identity Manager 4.0を、社内システムからインターネットユーザー向けシステムまで、さまざまな用途に提案。同製品と連携するシングルサインオンソフトウェア「HP IceWall SSO」との併売だけでなく、単体での販売を強化したい考えである。



URL
  日本ヒューレット・パッカード株式会社
  http://www.hp.com/jp/
  ニュースリリース
  http://h50146.www5.hp.com/info/newsroom/pr/fy2008/fy08-102.html


( 石井 一志 )
2008/05/12 11:50

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