株式会社野村総合研究所(NRI)は5月14日、ドキュメント管理ソリューションの新版「ILF2007 Ver2.0」を発表した。
ILF2007は、業務システムで出力された帳票や紙の資料などを電子化して一元管理するソリューション。データ検索や抽出などの多くの機能を搭載するだけでなく、誰でも簡単に使える優れた操作性を実現したという。また帳票の電子化においては、データ生成環境と実行環境を切り離しており、スタンドアローン、ファイルサーバー、センターサーバー、CD-ROM配布といったさまざまな運用形態を柔軟に選択可能。ユーザーごとに異なる帳票業務であってもフレキシブルに対応でき、既存アプリケーションや業務フローとの連携も容易に行える。
今回の新版ではまず、電子文書や電子帳票などをWebブラウザから利用するプラットフォーム「ILF Web Viewer」へ、ダウンロード制御機能を追加。ILF2007で管理しているMicrosoft Office文書やPDFファイルに関して、ダウンロードや別名保存、印刷、画面キャプチャなどの操作を制御できるようにした。これによって、情報漏えい対策の強化が実現するという。
また電子帳票だけでなく、Microsoft Office文書やPDFファイルといった一般文書についても、申請から承認までのプロセスを電子できるようになり、承認ワークフローの進ちょく状況をViewerソフト上から確認可能になった。これによって、ドキュメント作成者・承認者の業務効率と生産性の向上が期待できるほか、管理者は、ドキュメントにかかわる全証跡を管理でき、内部統制の強化も図れるとのこと。
■ URL
株式会社野村総合研究所
http://www.nri.co.jp/
ニュースリリース
http://www.nri.co.jp/news/2008/080514.html
( 石井 一志 )
2008/05/14 18:42
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