Enterprise Watch
最新ニュース

日立、製品間の連携などを強化した新ストレージ管理ソフト製品群

NASやエンタープライズ向けディスクアレイの機能強化も

 株式会社日立製作所(以下、日立)は5月20日、ストレージ管理ソフトウェアを「Hitachi Storage Command Suite」の名称で体系化すると発表した。ワールドワイドでブランドを統一するとともに、ストレージ管理ソフトウェアの各製品間で連携を強化させ、ストレージ運用管理を容易にするための機能強化を行ったという。これらの販売は、5月21日より開始される。

 日立では、従来、ストレージ管理ソフトとして「JP1/HiCommandシリーズ」を提供しているが、今回発表されたHitachi Storage Command Suiteでは、製品同士の連携をより強化した。具体的には、ストレージ統合管理で、各製品間で共通するボリュームラベルを、管理者自身が定義できるようにしたほか、性能・容量最適化管理において、性能ボトルネック分析の簡便化、スケーラビリティ向上などを実現しているとのこと。あわせて、ビジネス継続管理で、構築・監視・対処に対しての一貫した運用支援を可能にしたとしている。

 また今回は同時に、ハードウェア製品も強化した。まず、NAS製品「Hitachi Essential NAS Platform」へ、NAS仮想化でファイルサーバーを統合する「Hitachi File Services Partitioner」機能を追加。さらに、エンタープライズ向けディスクアレイサブシステム「Hitachi Universal Storage Platform V」と「Hitachi Universal Storage Platform VM」の両者には、ボリューム容量の仮想化機能をリモートコピー環境でも適用可能にする強化を行っている。



URL
  株式会社日立製作所
  http://www.hitachi.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2008/05/0520.html


( 石井 一志 )
2008/05/20 11:43

Enterprise Watch ホームページ
Copyright (c) 2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.