TIS株式会社は5月21日、法人向けモバイルサービス「SynCube」のASP型サービスラインアップに、携帯電話のブラウザから社内情報へアクセスできる「SynCube ブラウズサービス」を追加したと発表した。
SynCubeは、オフィス内のグループウェアに含まれるスケジューラー、メール、アドレス帳といった、いわゆる「PIM情報」と携帯電話を連携させるサービス。ASP型サービスの第1弾として、Windows MobileもしくはSymbian OSのスマートフォンとPIM情報を同期させ、業務効率化を図る「SynCube シンクサービス」を2007年4月から提供している。
今回提供されるSynCube ブラウズサービスは、それに続く第2弾のサービス。これを利用すると、携帯電話のWebブラウザから、企業のグループウェアにあるPIM情報を参照・変更・削除できるようになる。また、SynCube シンクサービスと同様に、ログ管理やユーザーの追加・削除といった、システム管理者向けの機能も提供されるとのこと。
TISでは、サービスラインアップが増えたことで、エグゼクティブなど、常に最新のメールやスケジュールを把握する必要のあるユーザーはSynCube シンクサービスで情報の同期を行いつつ、その他のユーザーについては、携帯電話から必要に応じたアクセスを可能にする、といった使い方が可能になるとしている。
SynCube ブラウズサービスの価格は1ユーザーあたり月額1200円で、最小20ユーザー、3カ月の契約から利用可能。別途初期費用として、SynCube シンクサービス/ブラウズサービスいずれかの契約時に、初期費用5万円が必要となる。またグループウェアは、Exchange Server 2000/2003、Lotus Notes/Domino R6.0/6.5/7.0に対応する。
■ URL
TIS株式会社
http://www.tis.co.jp/
ニュースリリース
http://www.tis.co.jp/news/2008/080521.html
( 石井 一志 )
2008/05/22 18:46
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