株式会社大塚商会は5月26日、環境に配慮したオフィス作りを総合支援するサービスを発表した。5月28日より提供を開始する。
同社によれば、「エネルギー使用量の削減、紙資源の削減、廃棄物の削減と適切な処理の3つが、環境活動を行う企業の取り組むべきテーマであるが、何をどうすればよいか明確な指標、仕組みが明確ではない点が課題となっている」という。
今回のサービスでは、コンサルティングによりこうした課題を分析し、企業に合わせた管理・運用をトータルにサポートする。
具体的にコンサルティングでは、簡易チェックシートを用い、オフィスに内在する環境課題を分析。社団法人産業環境管理協会による認定を受けた環境ISO審査員補18名により、業務プロセスなどのヒアリングを行い、削減効果を数値化するとともに、オフィス状況に応じたポリシー策定を行う。
さらに分析結果を基に、サーバールームの熱流をシミュレーションし、サーバーの最適配置、モニタやPCの電源管理、ブレード化の推進などを図ることで、エネルギー使用量を削減。併せて、紙を出さなくてもよい仕組みを構築することで紙資源の削減、環境対応商品を簡単に選んで購入できる仕組みを構築することで廃棄物の削減を支援する。
運用面では、eラーニングのコンテンツ提供により、環境対策に関する社員教育の徹底を行うとのこと。
一例として従業員200人規模のオフィスでは、300万円からの価格で、サーバー集約、電源管理により消費電力を25%削減。180万円からの価格で、複合機の出力を両面、集約化することにより紙排出量を25%削減できるとしている。
■ URL
株式会社大塚商会
http://www.otsuka-shokai.co.jp/
ニュースリリース
http://www.otsuka-shokai.co.jp/corporate/release/2008/080526.html
( 川島 弘之 )
2008/05/26 17:38
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