株式会社ラネクシーは6月3日、サーバー向けのバックアップ・リカバリソフトウェアの新版「Acronis True Image Echo Server for Windows」「同 for Linux」を発表した。いずれも、7月4日より販売を開始する。
Acronis True Image Echo Serverは、米Acronisが開発した「Acronis True Image Server」の後継製品で、Windows/LinuxサーバーのOS、アプリケーション、各種設定、データを含めたバックアップイメージを作成可能。障害が発生した場合には、CDからブートしてディスク全体を一度にリカバリできるため、迅速な復旧を行えるという。
新版は、新たに仮想マシンのバックアップとリストアに対応した点が特徴。VMware ESX ServerやCitrix XenServerの仮想環境を丸ごとバックアップ・リストアできるようになったほか、作成したディスクイメージを、をVMware、Virtual Server、Citrix XenServer、Parallelsで構築した仮想マシン上の仮想ディスクファイルに変換することも可能という。さらに、バックアップファイルをAES暗号化アルゴリズムで暗号化する機能を新たに搭載し、セキュリティ機能を強化したとのこと。
対応OSは、Acronis True Image Echo Server for WindowsがWindows Server 2008/Server 2003/2000 Serverなど、Acronis True Image Echo Server for LinuxがRed Hat Enterprise Linux ES 4.0/ES 3.0/AS 4.0/AS 3.0/5など。
ライセンスあたりの価格はライセンス数によって変わるが、一例として1~9ライセンスの場合で9万8000円、また年間保守料が1万9600円、メディアキットが6800円。ラネクシーでは、SIerや流通業などを中心に、初年度1万8000ライセンス、約15億円の販売を見込む。
■ URL
株式会社ラネクシー
http://www.runexy.co.jp/
ニュースリリース
http://www.runexy.co.jp/news/release/2008/0603.html
( 石井 一志 )
2008/06/03 17:08
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