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トレンドマイクロ、他社製管理ツールとの連携に対応した統合管理ソフト新版


 トレンドマイクロ株式会社は6月4日、自社製品を集中管理するソフトウェアの新版「Trend Micro Control Manager 5.0 アドバンス」を発表した。6月20日より販売を開始する。

 Trend Micro Control Managerは、複数のトレンドマイクロ製品を一元的に運用管理するためのソフトウェア。管理対象となる各製品の運用状況を一覧で確認できるほか、通知されるログ情報を使用して、総合的に分析する機能も備えている。また、パターンファイルをはじめとしたアップデートモジュールの配信についても、集中管理を行える。

 今回の新版では、他社製運用管理ツールとの連携を強化。それらの上で、ウイルスバスター コーポレートエディションやInterScan Messaging Security Suiteなど、42種類のトレンドマイクロ製品の運用状況をリアルタイムに把握できるようにした。連携できる管理ツールは、NECの「WebSAM System Navigator Ver3.1」、日立の「JP1 Version 8」、富士通の「Systemwalker Centric Manager V13」で、今後も拡充していくという。

 加えて、「VMware ESX Server 3.x」を用いた仮想環境や、64ビット版のWindowsにも対応。レポートのカスタマイズ機能や、トレンドマイクロ製品の契約期限を一覧表示するライセンス管理機能、ウイルスバスター コーポレートエディションの運用状況をクライアントごとに一覧表示する機能なども追加されている。

 1000クライアント時の参考価格は、1年間のサポートサービス料金を含め、64万円。2年目以降も継続して利用する場合は、契約更新料(価格の50%)が必要となる。トレンドマイクロでは、今後1年間に1億円の販売を見込む。



URL
  トレンドマイクロ株式会社
  http://www.trendmicro.co.jp/
  ニュースリリース
  http://jp.trendmicro.com/jp/about/news/pr/article/20080604030530.html


( 石井 一志 )
2008/06/04 12:08

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