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アドビ、Flash Playerで利用できる動的なWeb会議・学習ツールの新版


 アドビシステムズ株式会社(以下、アドビ)は6月5日、Web会議・eラーニングソフト「Adobe Acrobat Connect Pro」の最新版を発表した。RIA(Rich Internet Applications)技術により、オンデマンド・リアルタイムでのビジネスコミュケーションを促進する新機能を実現している。

 Adobe Acrobat Connect Proは、Flash Playerで利用できる動的でインタラクティブなWeb会議・eラーニングツール。新版では、Web会議の議事録の保管・編集機能や、主要なインスタントメッセンジャー(IM)に対応したプレゼンス機能などを追加。併せて、コンプライアンス対応機能やレポートツールを強化するなど、Web会議向けの多くの新機能が搭載した。

 また、オーサリングツール「Adobe Presenter」の新版と組み合わせることで、Flash Player対応のプレゼンテーションを活用したWeb会議を開催することが可能。さらにAdobe Presenterによって、PowerPointで作成されたプレゼンテーション資料を、動画や音声、アニメーション、高度なクイズ機能などを盛り込んだ、マルチメディアコンテンツへと簡単に変換することも可能という。

 Flash Playerで利用できるので、OSやWebブラウザのバージョンに左右されることがなく、追加で新たなソフトをダウンロードする必要はない。さらに「Adobe AIR」を使えば、デスクトップ環境から直接利用することも可能になるとのこと。

 ASPとサーバーライセンスの2種類で提供する。基本モジュールの参考価格が、ASPでは年間6万5000円/アクセスユーザーから、サーバーライセンスでは208万0000円/サーバーから。これ以外はオプション提供となり、Web会議用モジュールが、ASP・サーバーライセンスともに11万7000円/同時アクセスユーザーから、など。eラーニング用モジュールが、ASP・サーバーライセンスともに6万5000円/同時アクセスユーザーから。



URL
  アドビシステムズ株式会社
  http://www.adobe.com/jp/
  Adobe Acrobat Connect Pro
  http://www.adobe.com/jp/products/acrobatconnectpro/

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( 川島 弘之 )
2008/06/05 19:07

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