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クラスキャット、侵入検知・防御機能を搭載したLinuxサーバー管理ツール


 株式会社クラスキャットは6月9日、Linuxサーバー管理ツールの新版「ClassCat Cute Server Manager(以下、ClassCat CSM) IPS Edition v5.1」を発表した。第3四半期から販売を開始する。

 ClassCat CSMは、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)に対応したWebベースのサーバー管理ツール。マルチ仮想サイトの運用が可能で、基本的なサービス(Web、メール、DNS、SNMP、Telnet、FTPなど)の運用・管理を行える。25番ポートブロックや送信ドメイン認証、スパムフィルタ、SSL暗号化通信などのメールセキュリティ機能も標準搭載している。

 新版では、侵入検知・防御機能を搭載。ホスト型侵入検知システムをベースにファイル改ざん検知が行えるほか、ルートキット検知、ユーザー不正操作の検知、システムログ解析などが行える。さらにネットワーク型侵入検知システムも補助的にサポート。各種ポートスキャンなどの不正アクセスもリアルタイムに検知できる。異常が検知された場合は、メールによる通知やセッションを切断するといった対応も可能という。

 また、ホストへのネットワークアクセス情報を中心に、さまざまなホスト上のイベント情報をデータベースに記録する機能も搭載した。侵入検知・防御機能により収集された、不正アクセス情報などをデータベース化し一元管理することで、内部統制にも貢献するとしている。

 動作環境は、RHEL 5.1 Serverが動作するハードウェア。メモリ1GB、80GB HDD×2によるRAID 1構成などを推奨している。価格はオープン。クラスキャットが直接販売を行う。



URL
  株式会社クラスキャット
  http://www.classcat.com/
  ニュースリリース
  http://cute.classcat.com/esc/news2008/news_20080609.html

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( 川島 弘之 )
2008/06/09 17:09

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