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人脈や売り上げ機会を可視化-Dynamics CRMと名刺管理サービスの連携SaaS


 イーシステム株式会社とマイクロソフト株式会社は6月11日、SaaS型CRMの分野で協業すると発表した。イーシステムの名刺管理サービス「アルテマブルー」と「Microsoft Dynamics CRM 4.0」を連携させて、月額課金型の統合CRM SaaSサービスとして提供を開始する。

 Dynamics CRM 4.0は、Microsoft Office製品と変わらない操作性をもつCRMソフト。SaaS型に対応しており、ユーザーは企業の規模に応じて段階的に導入することができる。今回の協業では、このCRMにイーシステムが開発するアルテマブルーを組み合わせて、統合的に提供を行っていく。

 アルテマブルーは、顧客情報入力の効率化に着目し、CRMの基礎となるさまざまな要素を組み込んだ名刺管理サービス。Dynamics CRM 4.0と組み合わせることで、デジタルとして読み取った名刺情報を、Outlookを介して共有したり、Excelのファイルとリアルタイムに連携させたりすることが可能になる。Dynamics CRM 4.0自体がOffice製品と高い親和性が保たれているため、ユーザーは現在のビジネススタイルを特に変える必要がないのがメリット。また、属人化した名刺情報を会社として共有することで、見えなかった人脈や売り上げ機会を可視化できるようになり、従来のSFAシステムでは実現できなかった見込み顧客の管理・分析が可能になるとのこと。

 8月より提供開始。価格はオープン。両社では、2009年度末までに50社、2000クライアントの契約を目標とする。



URL
  イーシステム株式会社
  http://www.e-system.co.jp/
  マイクロソフト株式会社
  http://www.microsoft.com/japan/
  プレスリリース
  http://www.e-system.co.jp/news/news/2008/pr_20080611.html


( 川島 弘之 )
2008/06/11 16:36

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