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NEC、統合管理ソフトウェア新版-仮想化構成のリアルタイム可視化機能など追加


 日本電気株式会社は6月12日、統合管理ソフトウェア「WebSAM MCOperations」の新版「WebSAM MCOperations V3.3」を発表した。同日より販売を開始する。

 WebSAM MCOperationsは、業務の観点による障害監視、ナレッジデータベースによる復旧支援により、オープンミッションクリティカルシステムの安定稼動を実現する統合運用管理ソフトウェア。LinuxやWindows、UNIXサーバーなど各システムで発生したメッセージを、業務単位でグルーピングしツリー表示することで影響範囲の特定を容易に行えるのが特長。また、復旧方法をナレッジ化して蓄積することで、次回以降発生する障害に対して、何をすべきかをナビゲートできるのも特長となっている。

 最新版では、仮想化システムの構成をリアルタイムで可視化する機能や、複数のアプリケーションからの障害情報を自動的に分析し、障害の根本原因を検出する機能を強化。

 仮想化システムのリアルタイム可視化では、同社のプラットフォーム管理ソフトウェア「WebSAM SigmaSystemCenter」と連携することで、仮想化システムを物理・仮想・論理の各階層で管理し、動的に変化する各層の関係を自動的に関連付けて可視化することが可能になった。

 障害情報の自動分析では、EMCのリソース管理製品「Smarts」と連携。Smartsの分析エンジンに、同社独自の分析ナレッジを組み合わせることで、WebサーバーやDBサーバー、アプリケーションサーバーのどこに障害原因があるかを自動的に分析できるとしている。

 価格は、「WebSAM MCOperationsプロビジョニングソリューションパッケージ」が612万400円(税別)より、「WebSAM MCOperations障害分析ソリューションパッケージ」が1060万8800円(税別)より。なお、プロビジョニングソリューションパッケージにはWebSAM SigmaSystemCenterが含まれていないので別途購入する必要がある。同社では、今後3年間で250システムの販売を目標としている。



URL
  日本電気株式会社
  http://www.nec.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.nec.co.jp/press/ja/0806/1201.html


( 福浦 一広 )
2008/06/12 15:52

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