アドビシステムズ株式会社は6月18日、「Adobe LiveCycle Enterprise Suite」の最新版「Adobe LiveCycle Enterprise Suite Update 1(以下、LiveCycle ES Update 1)」を発表した。7月下旬より日本語版の提供を開始する。
LiveCycle ESは、企業や政府機関におけるビジネスプロセスの合理化および自動化を支援する統合製品。今回発表された最新版では、Adobe AIRアプリケーションとの連携を強化。Adobe AIRを用いたさまざまなアプリケーションに対応するため、よりリッチなクライアント環境を用意できるようになった。また、LiveCycle Data Services ESの機能拡張により、オフライン利用時のデータ同期にも対応。そのほか、WordやExcelなどのOfficeファイルやCADデータに対するDRM機能を用意。これにより、一つのポリシーで、PDFを含むさまざまなファイルのコントロールが可能になったとしている。
新たに追加されたソリューションコンポーネントは、「Adobe LiveCycle Content Services ES」と「Adobe LiveCycle PDF Generator 3D ES」の2つ。LiveCycle Content Services ESは、Alfresco Software社との提携で実現したコンポーネントで、利用することで企業コンテンツと密接に連携したビジネスプロセスやアプリケーションの迅速な開発が可能になる。もうひとつのLiveCycle PDF Generator 3D ESは、3次元CADをはじめ、40種類以上のフォーマットから自動的にPDF文書を生成・統合するコンポーネント。
■ URL
アドビシステムズ株式会社
http://www.adobe.com/jp/
プレスリリース
http://www.adobe.com/jp/aboutadobe/pressroom/pressreleases/200806/20080618_livecycle.html
製品情報
http://www.adobe.com/jp/products/livecycle/
( 福浦 一広 )
2008/06/18 16:10
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