株式会社IDサイエンスは6月20日、印刷時のトナー・インク・用紙の使用量を制御する印刷統合管理ソリューションの新版「PretonSaver Ver3.2」を発表した。同日から販売を開始する。
PretonSaverは、印刷ポリシーに沿って、トナーやインクの最適化処理や印刷ジョブの情報収集が行える製品。企業内のサーバーに「PretonCoordinator」という中核コンポーネントを導入し、PCやワークステーション上に「PretonSaver client」を導入することで、印刷の最適化を行う。
新版では、従来の制御機能を強化し、トナー・インク使用量を最大50%削減。併せて、プリンタ内の用紙使用量および印刷時のトナー・インクの消費量を管理できる機能を搭載した。ポリシーも拡充されており、強制両面印刷、強制白黒印刷が可能になったほか、複数の出力データを1枚の用紙に最大9ページまで印刷できるようになった。こうしたポリシーはプリンタのトレイごとに設定することが可能という。
SNMPやLDAPに対応し、ネットワーク上での管理性を高めた。セキュリティ面では、印刷者名を透かし文字で印刷する機能や、事前登録したファイル名やURLを印刷させないフィルタリング機能を実装している。コストや使用料の削減実績を記録して分析可能なレポート機能も刷新した。
IDサイエンスでは、大手・中堅企業および教育・官公庁を中心に、2年間で5億円の売上をめざす。
■ URL
株式会社IDサイエンス
http://www.idscience.co.jp/
製品詳細ページ
http://preton.idtron.net/
( 川島 弘之 )
2008/06/20 11:56
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