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日本HP、実検証に基づいたVMware環境向けのバックアップソリューション


 日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)は7月8日、同社がOEM販売しているVMwareの仮想環境において、株式会社シマンテックのバックアップソフトウェア「Veritas NetBackup 6.5」(以下、NetBackup)の検証を行い、その結果をもとにしたデータバックアップソリューションの提供を開始すると発表した。

 日本HPでは今回、VMwareが持つ統合バックアップ機能「VMware Consolidated Backup(VCB)」とNetBackupを組み合わせた環境を、自社のストレージ「HP StorageWorks EVA」、ブレードサーバー「HP BladeSystem」上に構築。データバックアップの検証を実際に行って、仮想環境下での最適なデータ保護手法の1つを確立したという。同社ではこの結果をホワイトペーパーにまとめ、同日より公開するとともに、環境構築のアセスメントを含めた、仮想環境向けのデータバックアップソリューションをパッケージ化して提供する。

 具体的なメリットとしては、仮想サーバーの負荷を軽減できるほか、スクリプトを個別に実行しなくとも、単純なバックアップ/リストアのジョブとして作業を実行可能。また、NetBackupが持つ「Granular Recovery Technology」により、単一パスのイメージバックアップから、システム全体、ならびに個別ファイルのバックアップが行えるメリットもあるとのこと。加えて、VMwareの仮想化環境では対応できていない、テープ装置を用いたバックアップも行えるとした。

 パッケージは、ブレードサーバー筐体「HP BladeSystem c3000」、サーバーブレード「HP ProLiant BL460c」×4、「HP StorageWorks 4400 Enterprise Virtual Array」、「HP StorageWorks SAN スイッチ」×2といったハードウェアと、NetBackup、VMware Infrastructure 3 Standardといったソフトウェア、構築費用を含み、2331万円から。



URL
  日本ヒューレット・パッカード株式会社
  http://www.hp.com/jp/
  ニュースリリース
  http://h50146.www5.hp.com/info/newsroom/pr/fy2008/fy08-141.html


( 石井 一志 )
2008/07/08 11:47

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