エリアビイジャパン株式会社(以下、エリアビイ)と株式会社鉄飛テクノロジーは7月10日、リモートファイル共有の分野で技術提携したと発表した。エリアビイの通信プラットフォーム「SWANStor」と鉄飛テクノロジーの文書共有ソフト「FileBlog」を連携させ、「SWANStor MOBILESocket for File Server」として同日より提供を開始する。
SWANStorは、SSL-VPN通信により、社外のモバイル端末からインターネット網を介して社内システムにリモートアクセスできる通信プラットフォーム。一方のFileBlogは、社内のファイルサーバー上にある文書などをWebブラウザを利用して検索・編集できる文書共有ソフト。FileBlogでは、独自開発の全文検索エンジンにより高速に必要な文書を特定し、既存のフォルダ構成のままファイルをプレビュー・編集できたり、ブログ感覚でコメントなどを付与できたりする点が特長という。
両者を組み合わせて実現するSWANStor MOBILESocket for File Serverでは、モバイル端末を利用したリモートアクセスや拠点間での文書共有はもとより、セキュアなネットワークを通じた取引企業間での文書交換など、より広範な用途・目的に対応できるとする。
特長としては、リモートアクセスでのファイル検索のほか、ファイルプレビュー機能により、アプリケーションを起動させることなくファイルの中身を縮小表示することが可能。Windowsの権限設定と連動したアクセス制御も行える。また導入時にネットワーク構成の変更やファイルサーバー上の文書移動が不要で、社内LAN上のサーバーに専用ソフトをインストールするだけで簡単に設定できるという。また、エリアビイが24時間365日体制で監視する管理方式により、自社内での特別なネットワーク管理も不要とのこと。
価格は、SWANStor費用が10ユーザーで39万9000円より、FileBlogライセンス費用が10ユーザーで9万9000円/年より。
■ URL
エリアビイジャパン株式会社
http://www.areabe.com/jp/
株式会社鉄飛テクノロジー
http://www.teppi.com/
ニュースリリース
http://www.areabe.com/jp/arb/nae/archives/2008/07/10-03.php
( 川島 弘之 )
2008/07/10 18:53
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