株式会社フューズネットワーク(以下、フューズ)は7月11日、ディザスタリカバリ(DR)支援サービス「eX-DR(エックスディーアール)」を発表した。7月15日から販売を開始する。
eX-DRは、遠隔ミラーシステム構築を支援することにより、最短時間でのシステム復旧を実現するサービス。災害発生時に被害が及ばないとされる30km以上距離の離れた施設間にミラーリングシステムを構築。片方が被害を受けた際に、最短2時間程度で復旧できる環境を実現する。
ミラーリングは、専用回線もしくはインターネットVPN経由で、同社が独自にカスタマイズを施したオープンソースソフト(OSS)を中心に行う。このため、商用アプリケーションを利用するのに比べ、コストパフォーマンスに優れたシステムが構築できるという。
またeX-DRでは、こうしたミラーリングシステムのほか、データセンター、回線、ハードウェアの選定、システム構築および移行支援までをカバー。監視・運用までを行うプランも用意しているため、スキルやコストの問題でこれまでDRを導入できなかった企業でも、検討の価値あるサービスだとアピールしている。
Linuxで構築する際の価格は、98万円(税別)から。この料金には、サーバーホスティング費用、回線費用、機器費用などは含まれておらず、別途必要となる。また、Windowsで構築したい場合は、OSSではなく商用アプリケーションを使うため価格は異なる。
フューズでは、ミッションクリティカルな業務システム、ならびに消費者向けサービスを提供している企業への普及を目指す。
■ URL
株式会社フューズネットワーク
http://www.fusenetwork.co.jp/
プレスリリース
http://www.fusenetwork.co.jp/corporate/press/20080711_ex-dr/
( 川島 弘之 )
2008/07/11 15:16
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