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日本コンピュウェア、ITシステムが業務に与える影響度を可視化するサービス


 日本コンピュウェア株式会社は7月16日、ビジネスサービス管理の可視化を実現するソフト「Vantage Service Manager(以下、VSM)」を発表した。同日から出荷を開始する。

 VSMは、サーバーやストレージ、ネットワークなどの状態を監視し、実際の業務やサービスへの影響度合いをリアルタイムにグラフや数値などで可視化するサービス。各種監視ツールによって収集したITシステム情報と、構造化した実際の業務やサービスの定義をVSM上の設定画面でマッピング。こうして連携されたデータを、経営者やサービスマネージャ、運用者がそれぞれ必要な項目や単位、表示形式にカスタマイズし、グラフや数値に変換した上でダッシュボードに表示できる。

 ダッシュボードにはITシステムの稼働状況とともに、エンドユーザーへのサービス状況を地図上で表示したり、拠点や地域ごとのサービス利用状況を時間軸で表すことが可能。障害発生時には、問題の特定と原因解明をビジネスの視点でリアルタイムに行うことが可能となるため、エンドユーザーへの影響を最小限に抑えられるとしている。

 現状、ITシステムの状況把握は、さまざまな管理ツールから収集された技術的な情報を基に、IT管理者が行っているのが一般的。そこから実際の業務やサービスとの関連性を把握するためには、レポートの分析などが必要となり、企業の意思決定者層がその内容を理解するのには高いハードルがあるという。

 同サービスを利用することで、IT管理者のみならず、マネージャ、経営者まで平易にこうした関連性を理解できるとしている。

 なお、各種監視ツールとしては、同社の運用監視ツール群「Vantageシリーズ」をはじめ、各社のツールに対応するとのこと。価格は100モニタリングユニットライセンス込みで2093万円。



URL
  日本コンピュウェア株式会社
  http://www.compuware.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.compuware.co.jp/corporate/pressrelease/2008/080716.html


( 川島 弘之 )
2008/07/16 18:02

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