日本ビジネスオブジェクツ株式会社(日本BO)は7月17日、統合型BIプラットフォーム「BusinessObjects XI 3.0」に統合される新製品として、予測分析ツール「BusinessObjects Predictive Workbench(以下、Predictive Workbench)」を発表した。同日から出荷を開始する。
Predictive Workbenchは、データマイニングと予測分析機能により、企業の過去のビジネスデータやさまざまな履歴からパターンを分析し、適切なビジネストレンドを予測するツールで、2007年12月に締結した米SPSSとのOEM契約により提供される新製品。事業計画の最適化を実現するという。
データマイニング技術により、過去のビジネス情報を基に予測モデルを作成。これにより、マーケティング効果の最大化、最適価格プランの策定、運用効率の改善、さらには競合他社との差別化などを支援する。例えば、過去のマーケティングキャンペーンの成功要因を分析し、より費用対効果の高いキャンペーンを打ち出せるようになる。また、クレジット会社が不正行為のパターンを検知したり、銀行が顧客の行動を分析し、より適切な金融サービスを提案したりすることが可能になるとしている。
BusinessObjects XI 3.0と統合されたことで、ビジュアル化されたワークフローインターフェイスから、すべてのデータの表示とマイニングが実行可能。ユーザーは簡単に、レポーティングツール、アルゴリズムライブラリ、ビジュアル化機能、直感的な発見機能、予測分析およびクエリーなどを使用することができるという。
また、異種混在のIT環境もサポートする。
■ URL
日本ビジネスオブジェクツ株式会社
http://japan.businessobjects.com/
ニュースリリース
http://japan.businessobjects.com/news/press/press2008/080717.asp
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( 川島 弘之 )
2008/07/17 16:42
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