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SAPなど3社、“日本に合わせた”SAP CRMベースのソリューション


 SAPジャパン株式会社、住生コンピューターサービス株式会社、株式会社ブレアコンサルティングの3社は7月28日、CRM(顧客関係管理)アプリケーション分野で協業すると発表した。3社では、SAPジャパンのSAP Customer Relationship Management(CRM)をベースに、日本の商習慣に合わせたソリューションを開発。同日より提供を開始する。

 3社が共同開発したソリューションは、従来の売り上げ見込みや請求時期といったビジネスプロセスの進ちょくを管理するだけでなく、「顧客との親密な関係をどれだけ築けているか」という点を指標化するのが特徴。「自社をどれだけ認めてもらっているか」「どれだけ親密な関係か」といった顧客ニーズ・顧客状況の把握度を評価、管理することによって、商談フェーズの進ちょく管理を、より日本のビジネスに即した形にする。これによって企業は人間的な部分に依存する情報を形式知として明確化し、企業全体の営業力を高められるという。

 協業での役割としては、ブレアコンサルティングが、同社がこれまで提唱してきたコンセプト・業務ノウハウを提供するほか、SAPジャパンがSAP CRMとSAP NetWeaver Business Intelligenceを中心としたアプリケーション・技術ノウハウを提供。また、住生コンピューターサービスを中心としてテンプレート開発を行った。今後は、新たなテンプレート開発と保守を住生コンピューターサービスが担当し、あわせてブレアコンサルティングが導入や稼働後の業務コンサルティングを実施するとのこと。3社ではセミナーの共催などマーケティング活動も共同で行い、3年間で40社への提供を目指す。



URL
  SAPジャパン株式会社
  http://www.sap.com/japan/
  住生コンピューターサービス株式会社
  http://www.slcs.co.jp/
  株式会社ブレアコンサルティング
  http://brea.jp/
  プレスリリース
  http://www.sap.com/japan/about/press/press.epx?pressid=9877


( 石井 一志 )
2008/07/28 17:33

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