最新ニュース
ヴイエムウェア、サーバー仮想化製品「ESXi」を無償公開
ヴイエムウェア株式会社は7月29日、サーバー仮想化製品「VMware ESXiハイパーバイザー」を無償提供すると発表した。今回無償公開されたのは、これまで有償提供されていたスタンドアローン版のESXi。同社サイトよりダウンロードできる。
ESXiは、VMware ESX Server 3.5をベースに独自のサービスコンソールを採用したハードウェア組み込み用の仮想化製品。ESX Server 3.5がRed Hat Enterprise Linuxベースのサービスコンソールを利用しているのに対し、ESXiは独自環境で動作するため、32MB程度の容量があれば仮想環境を構築できるのが特長。USBメモリなどに組み込めることから、各社のサーバーに組み込まれて提供されている。
米VMware製品/ソリューション担当 バイスプレジデントのラグー・ラグラム氏は、「マルチコア化の爆発的な成長、仮想化に対応したハードウェアの改善、およびヴイエムウェアの仮想化ソフトウェアの性能改善に伴い、100%の仮想化を実現するための技術的ハードルはなくなったと考えています。そして今回、当社は予算面でのハードルも取り払いました。ESXiは仮想化に関して一歩を踏み出そうとする企業にとって、導入のきっかけとなるだけの成熟度と使いやすさを備えています」とコメントしている。
■
URL
ヴイエムウェア株式会社
http://www.vmware.com/jp/
プレスリリース
http://www.vmware.com/jp/company/news/releases/esxi_free.html
製品情報
http://www.vmware.com/jp/products/esxi/
■
関連記事
・
米VMware、「VMware ESX Server 3i」のダウンロード販売を開始(2007/12/21)
( 福浦 一広 )
2008/07/29 12:31
Enterprise Watch ホームページ
Copyright (c) 2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.