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フォレンジックワークステーションモデルのうち、モバイル向けのパッケージ
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日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)と株式会社UBICは7月30日、デジタルフォレンジックソリューション「フォレンジックワークステーションモデル」を提供開始すると発表した。UBICが取り扱うフォレンジックソフトウェア「AccessData Forensic ToolKit 2.0」(以下、AccessData FTK 2.0)と日本HPのワークステーションをパッケージ化したもので、販売はUBICが行う。
AccessData FTK 2.0は、AccessDataが開発したフォレンジックソフトウェア。今回提供されるフォレンジックワークステーションモデルでは、このソフトウェアと、十分な処理性能を備えた日本HPのワークステーションを組み合わせて提供する。高性能で信頼性の高いワークステーションをハードウェアに用いることで、汎用PCではハイエンド製品であっても実現できなかった、高速で安定的な調査・解析が可能になるという。
ラインアップとしては、モバイル向けのパッケージとデスクトップワークステーションベースのパッケージを用意した。前者は緊急性の高い現地調査向けパッケージとなり、「HP Compaq 8510w Mobile Workstation」と、AccessData FTK 2.0、専用スーツケースなどをセットにしている。参考価格は250万円から。後者は「HP xw6600 Workstation」もしくは「HP xw4600 Workstation」とAccessData FTK2.0をセットにしたもので、参考価格は115万円程度から。
いずれも、PCの情報漏えい事故などにおけるデジタルデータ関連の鑑識作業、コンプライアンス・法令違反者のデジタルデータに対する利用状況調査などに利用できるとのことである。
■ URL
日本ヒューレット・パッカード株式会社
http://www.hp.com/jp/
ニュースリリース
http://h50146.www5.hp.com/info/newsroom/pr/fy2008/fy08-148.html
( 石井 一志 )
2008/07/30 14:24
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