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テクマトリックス、プログラム制御や構造を可視化するコード解析ツール |
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Understand 2.0は、C++/C#/Javaに対応したソースコード解析ツール。「アーキテクチャからクラスや関数まで、あらゆるレベルでソースコードを解析し、コードのas isを可視化することができる」（システムエンジニアリング事業部 ソフトウェアエンジニアリング営業部 ソフトウェアエンジニアリング営業課 Lattixチームリーダーの福永一寛氏）という。 ソースコードを静的解析することで、呼び出し・参照・クラスの構成や制御フローなどをグラフィカルに表示してくれる。これにより、ソースコードの理解が容易になる。また、それぞれのエンティティをクリックすると、より詳細な情報やソースコードを参照できるので、不具合の調査やコードの修正・改良を効率よく実施できるという。 「通常、こういた構成図やフロー図などを作成する際は、ソースコードを1行1行読み解いていく必要があった。この作業を自動化することで大幅な工数削減が見込まれる」（同氏）。
さらに、ソースコードの複雑度を数値化するメトリクス分析機能も登載。Cyclomatic複雑度やLCOM（結合性の欠如）、DIT（最大継承ツリー）、CBO（結合されたクラスの数）といった60種類のメトリクスによるコードが分析できる。分析結果は、グラフ化、レポート出力なども可能。 そのほか解析機能としては、定期的にソースコードの状態を保存するスナップショット機能を搭載する。ソースコードを管理・修正する中で、簡単に世代管理が可能となる。また、異なるソースコード間の差分を抽出するDiff機能も搭載。解析結果を、HTMLもしくはTEXT形式で出力することも可能だ。
エディタモードからコードを参照するだけのブラウズモードへ簡単に切り替えることも可能なので、大規模なソースコードであっても快適にメンテナンスが行えるとのこと。 動作環境は、Windows 2000以降/Linux/Solaris SPARC 8以降。Understand 2.0自体はさまざまな言語に対応するが、テクマトリックスが日本語サポートを行うのは、C/C++/C#/Javaのみ。 価格は、基本的な解析を行える「Engineer」エディションが9万8000円（税別）、より高度な解析・コードメンテナンス機能を搭載した「Pro」エディションが19万8000円（同）、さらに高度な機能を備えた最上位の「Analyst」エディションが49万8000円（同）。上位のエディションは下位の機能を内包する。なお、Analystエディションのみの機能としては、Perl APIによるカスタムスクリプト・プラグインの作成、拡張メトリクス分析、変更に関するメトリクス分析、スナップショット間の差分メトリクスなどがある。 テクマトリックスでは、2008年度に1億円の売り上げをめざす。 ■ ＵＲＬ テクマトリックス株式会社 http://www.techmatrix.co.jp/ プレスリリース（PDF） http://www.techmatrix.co.jp/products/quality/understand/news/20080804/20080804_understand20_newslealease.pdf
（ 川島 弘之 ）
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