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日本HP、PCサポート体系「HP Total Care」に3種の新サービス |
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紛失・盗難PCの追跡サービスなど
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HP Total Careは、2007年10月よりスタートしている、工場生産時・配送時・ユーザー使用時・製品廃棄時などのPCライフサイクルに合わせた包括的なサポートサービス体系。第1弾として「データリカバリサービス」「HDD返却不要サービス」などがすでに提供済みだ。 今回は第2弾として、スパムを排除するASP型のメールホスティングサービス「HP Eメールフィルタ」、ノートPCを紛失した際などに所在地情報をメールで通知する「PCトレーシング」、より効率的なサポートを提供するため24時間365日の専用コール窓口を設置する「プライオリティアカウントサービス」の計3種類のサービスを提供開始する。 HP Eメールフィルタは、日本HPとシマンテックが提供するメールホスティングサービス。受信メールをHP Eメールフィルタサーバーでフィルタリングした後にユーザー企業に送信することで、スパムを排除する。「セキュリティの確保はもちろん、専用アプライアンスやソフトウェアなどの導入コスト、およびメンテナンスコストが一切不要になる」（パーソナルシステムズ事業統括 デスクトップビジネス本部 サービスビジネス スペシャリストの中宏樹氏）という。 シマンテックの「Symantec Brightmail AntiSpam」「Symantec AntiVirus」を活用するため、スパムのほかにも、ウイルス・有害コンテンツなども排除できるのが特長。加えて、24時間365日体制のユーザー環境モニタリング、電話サポートに対応し、メールサーバーがダウンした際に最大5日間までメールを蓄積し再送信するスプーリング機能もサポートしている。 価格は、年額3150円/ユーザー。中氏は「月額に換算するとユーザーあたり262.5円。スパムだけでなくさまざまなサービスを付加しながら、この値段を実現したのが強み」と価格面の競争力をアピールした。購入は1ユーザーから可能。9月より販売を開始する。
PCトレーシングは、ノートPCが紛失・盗難にあった場合に、PCの所在地を確かめることができるサービス。「シルバー」と「ゴールド」2つのサービスレベルが用意されている。 シルバーでは、ノートPCにあらかじめ追跡用ソフトウェアをインストールしておくことで、万が一の盗難時に、PCの所有者や管理者にPC追跡情報が届くようになる。この情報には、デバイスのIPアドレスやホスト名といったプライバシーに抵触しない情報が含まれており、PCを盗んだ第三者がどこかでネットワークにつなげたときに、グローバルアドレスなどの情報から所在地が確認できるという。 ゴールドでは、これに加えて遠隔地からのデータ消去に対応。ユーザー自身の操作により、「米国防総省推奨の方法でデータを消すことができる。復元は絶対に不可能」（同氏）という。 価格は、シルバーが1年間で2100円/ユーザー、3年間で4200円/ユーザー。ゴールドが1年間で5775円/ユーザー、3年間で1万1550円/ユーザー。8月7日より提供を開始する。
プライオリティアカウントサービスは、PC標準サポートやHP Care Packの上位に位置するサポートサービス。あらかじめユーザーのハードウェア構成情報や障害履歴などをデータとして収集し、障害発生時に有効活用することで迅速な復旧を行うという。こちらも内容に応じて「シルバー」と「ゴールド」2つのサービスレベルが用意されている。 シルバーでは、専用コール窓口の設置、ハードウェア優先修理対応、PCの台数・構成・障害履歴などのシステムプロファイル管理を行う。 ゴールドではこれに加え、専任の障害管理担当者を任命。月次報告書や技術情報、障害対応報告書の提供などを行うことで、より迅速かつ適切な障害対応、問題解決を実現するという。対象は、サービスの提供を希望するハードウェア製品の年間トータル導入台数が、1000台以上のユーザーを想定。その台数分だけサービス権を購入する形となる。 価格は、シルバーが年額157万5000円、ゴールドが年額262万5000円。組織や地域のサイトごとの提供となる。提供開始日は8月7日。
■ ＵＲＬ 日本ヒューレット・パッカード株式会社 http://www.hp.com/jp/ ニュースリリース http://h50146.www5.hp.com/info/newsroom/pr/fy2008/fy08-152.html ■ 関連記事 ・ 日本HP、「個別見積もりではなく定額」のデータリカバリサービス（2007/10/23）
（ 川島 弘之 ）
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