日商エレクトロニクス株式会社(日商エレ)は8月12日、Xenベースの仮想化ソフトウェア「Virtual Iron 4.4」の販売と、無償版「Virtual Iron(Single Server Edition)」の提供を、9月末より開始すると発表した。
Virtual Ironは、米Virtual Iron Softwareが開発したハイパーバイザー型のサーバー仮想化ソフトウェア。新版では、電力管理機能「LivePower」を搭載し、データセンター内にあるサーバーの電力消費量を自動で最適化できる。具体的には、仮想マシンのCPUを監視し、あらかじめ設定したしきい値を超えた際に、物理ノードの電源を入れ、そこに仮想マシンを移動する仕組みを採用した。また、インテルの次世代チップセットに埋め込まれる電力管理技術「Dynamic Power Node Manager」にも対応しており、将来的には、消費電力のさらなる最適化を実現できるとのこと。価格は、CPUソケット数あたり24万8000円。2ライセンスより購入できる。
同時に提供が開始される無償版、Virtual Iron(Single Server Edition)では、1台のサーバー上で仮想マシンの作成や仮想環境の管理が可能。仮想化ソフトウェアをUSBメモリから起動できるので、容易なサーバー統合とリソース利用率の改善、消費電力、空調、スペースの節約などが実現できるとしている。
■ URL
日商エレクトロニクス株式会社
http://www.nissho-ele.co.jp/
ニュースリリース
http://www.nissho-ele.co.jp/press/goods/2008/0808_vi.html
( 石井 一志 )
2008/08/12 11:58
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