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Oracle Databaseのバックアップを安価に行う「MIRACLE StandbyDB X」


 ミラクル・リナックス株式会社は8月19日、Oracle Databaseのバックアップを安価に行える「MIRACLE StandbyDB X」を発表した。9月9日より提供を開始する。

 MIRACLE StandbyDB Xは、株式会社ワイ・ディ・シーがコンサルティングサービスとして提供していたものを製品化したもの。従来、Oracle Databaseバックアップは、ハードウェアを二重化してもRAIDコントローラの障害が回避できない、テープバックアップを実施してもデータの許容遡及(そきゅう)時点が前に戻りすぎる、といった問題があったと指摘。こうした問題を解決するための機能として、プライマリデータベースの複製をスタンバイデータベースとして作成することで、数分間サービスを停止。数分前のデータに遡及することで被害の最小化を実現している。

 Oracle Databe Standard EditionやOracle Databe Standard Edition Oneで実現できるため、低コストでバックアップが可能。また、本番のアーカイブログをスタンバイデータベースに適用する仕組みを採用しているので、本番システムに与える負荷も低減できるとしている。そのほか、スタンバイデータベースを遠隔地に設置すれば、ディザスタリカバリとしての応用も可能。

 対象は、Oracle 8i以上を利用するLinuxユーザー。価格は、基本ライセンスが60万円、構築費用が85万円、年間サポートが15万円。同社では、1年間で100本の販売を目標としている。



URL
  ミラクル・リナックス株式会社
  http://www.miraclelinux.com/
  プレスリリース
  http://www.miraclelinux.com/corp/pressroom/details/2008/0819_1.html
  製品情報
  http://www.miraclelinux.com/products/m_plus/msdx/index.html


( 福浦 一広 )
2008/08/19 15:09

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