サン・マイクロシステムズ株式会社(以下、サン)は8月20日、サービス指向アーキテクチャ(SOA)基盤製品の新版「Sun Java Composite Application Platform Suite(CAPS) 6」を発表した。同日より販売を開始する。
Sun Java CAPS 6は、SOAを実現するための基盤ソフトウェア製品。オープンソースソフトウェアを基盤に、ビジネスプロセス管理(BPM)やEnterprise Service Bus(ESB)などの機能を備え、本格的・実用的なSOAでの開発・運用環境を実現できるという。また、外部システムとの連携アダプタも豊富に用意されており、ERPパッケージやデータベース、Webサービスなどのインターフェイス定義を持つものに対しては、GUIから設定するだけで簡単に実装可能。加えて、C/C++、VB、COBOLなどのAPIも備えているので、メインフレームや独自開発システムとの連携もサポートする。
さらに、新機能としてはマスターデータ管理(MDM)機能を搭載した。これによって、アプリケーション個別に保有していたマスターデータを、企業や組織全体で統合できるようになるので、データの正規化を実現する、マスターインデックスの作成が可能になるとのこと。
ライセンス形態はサブスクリプション形式を採用。年間価格は、スタンダードサービスを含め、従業員1人あたり1万3920円(税別)からとなっている。
■ URL
サン・マイクロシステムズ株式会社
http://jp.sun.com/
プレスリリース
http://jp.sun.com/company/Press/release/2008/0820.html
( 石井 一志 )
2008/08/20 16:41
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