日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)は8月26日、Integrityサーバー向けにマイクロソフト株式会社からSQL ServerのOEM供給を受ける契約を締結したと発表した。これに伴い日本HPは、総合的なSQL Serverデータベースソリューションの提供を開始する。
同契約により、日本HPは、Integrityサーバ、SQL Server、Windows OS、ストレージ製品、コンサルティングや構築サービス、導入後の24時間ミッションクリティカルサポートなど、顧客が必要とするデータベースソリューションを一貫して提供可能になる。
出荷時期は、SQL Server Enterprise Edition版が10月1日より、SQL Server Standard Edition版が9月1日より。Integrity BL860c/BL870c/rx2660/rx3600/rx6600/rx7640/rx8640/Superdomeに対応する。
参考価格は、Integrity rx8640(Itanium 9150N、4GBメモリ)×1台、Windows Server 2008、SQL Server 2008 Enterpriseの構成で、3099万9150円から。
なお、今回のOEM製品リリースに先立ち、日本HPとマイクロソフトは共同でSQL Server 2008早期実証プロジェクト「Center of Quality Innovation」を実施し、「SQL Server 2008 on Integrity」によるサーバー統合手法を確立したという。
「シングルインスタンス/シングルデータベース方式での実証」「シングルインスタンス/マルチデータベース方式での実証」「マルチインスタンス/マルチデータベース方式での実証」を実施済み。これによりサーバー統合手法を確立し、リソースの有効活用および性能傾向を把握する成果を上げたとのこと。この成果は、技術文書として順次マイクロソフトのWebサイトを通じて無償で公開する予定。
■ URL
日本ヒューレット・パッカード株式会社
http://www.hp.com/jp/
マイクロソフト株式会社
http://www.microsoft.com/japan/
ニュースリリース
http://h50146.www5.hp.com/info/newsroom/pr/fy2008/fy08-163.html
( 川島 弘之 )
2008/08/26 13:38
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