Enterprise Watch
最新ニュース

日本ユニシス、従業員の適正な労務管理を実現する「勤怠差異自動検知機能」

統合管理ソリューションに追加

 日本ユニシス株式会社は8月26日、「統合ログ管理ソリューション」に勤怠差異自動検知機能を追加すると発表した。同日より提供を開始する。

 統合ログ管理ソリューションは、RSAセキュリティのログ管理アプライアンス「RSA enVision」を中核に、統合ログ管理システムの要件定義・構築・運用支援・保守に至るまで一貫したサービスを提供するもの。企業内のログ情報を収集・保管・分析・報告・監視する仕組みを構築し、実効性のある運用環境を実現するのが特長という。

 追加される勤怠差異自動検知機能は、勤怠管理システムの「勤務時間」情報と、建物への入退室管理システムによる「入退館または入退室時刻」情報を自動的に突き合わせ、その差異を検知するもの。「自己申告の情報」と「実際の行動記録」との差異を検知することにより、従業員の適正な労務管理を行うことが可能になるという。

 差異を報告するタイミングは柔軟に変更可能。例えば、「差異が2時間以上かつ1カ月に5回以上の人を抽出する」といった設定に対応する。また、差異が検知された場合に、定期的に当人あてにメール通知するオプション機能も備える。

 すでに導入・運用している既存の勤怠・入退室管理システムに適用が可能。入退室管理システム以外でも、従業員が利用するPCの電源オン・オフ時間、サーバーへのアクセス時刻などとの突き合わせが可能という。

 従業員への警告履歴、傾向などを一覧表にしたレポートが出力可能。取り込んだ記録は、RSA enVisionが持つ暗号化と圧縮の機能により、最大95%の圧縮率で圧縮したのち、安全に保管することができる。

 日本ユニシスでは、統合ログ管理ソリューション全体で今後3年間に3億円規模の売り上げを見込む。



URL
  日本ユニシス株式会社
  http://www.unisys.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.unisys.co.jp/news/NR_080826_log_management.html

関連記事
  ・ ログ管理の未来像に迫る-コンプライアンスに威力を発揮するRSA enVision(2007/08/20)


( 川島 弘之 )
2008/08/26 17:21

Enterprise Watch ホームページ
Copyright (c) 2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.