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ネットワールド、インストーラ開発ツール「InstallShield」新版のエントリーモデル


 株式会社ネットワールドは8月27日、Windows用インストーラ開発ツール「InstallShield 2009 Windows 日本語版」のラインアップに、エントリーモデル「InstallShield 2009 Express Windows 日本語版」(以下、InstallShield 2009 Express)を追加すると発表した。9月16日より出荷を開始する予定。

 InstallShield Windowsは、シンプルなインターフェイスでWindows向けのインストーラを開発できるソフトウェア。6月に発表された新版では、Windows Vista/Server 2008、Windows Embedded CE 6といったOSをサポートしたほか、.NET Framework 3.5やVisual Studio 2008などの最新テクノロジーにも対応した。さらに、機能にセットアップ前提条件を関連付け、一連のインストーラで複数のMSIを連鎖させられるようになっている。

 今回追加されたInstallShield 2009 Expressは、この新版のエントリーモデル。上位版が持っている「製品の複数インスタンスのインストール」「XMLファイル形式でのプロジェクト保存」「メディアの分割」などいくつかの機能が省かれているものの、その分安価に購入できる。また、ウィザード形式のツール「プロジェクトアシスタント」を備えているため、Windows Installerやスマートデバイス用のインストールフォーマットにあまり詳しくない初心者でも、インストーラ作成を効率的に行えるとのこと。なお、MSI形式のインストーラ作成には対応するが、InstallScript形式のインストーラは作成できない。

 ネットワールドオンラインショップでの価格は、通常版が9万5550円、アップグレード版が4万2525円。このほか、サブスクリプションと10インシデント分のサポートをセットにした「メンテナンスパック」も販売され、通常版が18万7950円、アップグレード版が13万8600円。



URL
  株式会社ネットワールド
  http://www.networld.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.networld.co.jp/news/press2008/0827.htm

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( 石井 一志 )
2008/08/27 16:59

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